日本初のMVNOであり、格安SIM業界の老舗であるIIJmio(みおふぉん)。
業界大手であり、品質や安定性において信頼性の高い格安SIM(MVNO)です。
他の格安SIMに比べてCMも少なく、IIJmioについてよく知らないという人もたくさんいるのではないでしょうか。
乗り換えを考えているのなら、IIJmioのメリットとデメリットは両方知っておきたいところですよね。
ここではIIJmioの特徴やメリット、デメリットや注意点をご紹介します。
場合によっては他の格安SIMより料金を安くすることもできるので、契約を考えている人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
IIJmio(みおふぉん)のメリットや特徴
DoCoMo回線とau回線が使える格安SIM、IIJmio(みおふぉん)。
まずは、そのIIJmioのメリットや特徴について見ていきましょう。
1. 料金が安い

DoCoMo回線(タイプD)
データ通信専用SIM | SMS機能付きSIM | 音声通話機能付きSIM | |
ミニマムスタートプラン(3GB) | 900円 | 1,040円 | 1,600円 |
ライトスタートプラン(6GB) | 1,520円 | 1,660円 | 2,220円 |
ファミリーシェアプラン(12GB) | 2,560円 | 2,700円 | 3,260円 |
au回線(タイプA)
データ通信専用SIM | SMS機能付きSIM | 音声通話機能付きSIM | |
ミニマムスタートプラン(3GB) | ー | 900円 | 1,600円 |
ライトスタートプラン(6GB) | ー | 1,520円 | 2,220円 |
ファミリーシェアプラン(12GB) | ー | 2,560円 | 3,260円 |
IIJmio(みおふぉん)を契約するメリットの一つは、料金が安くなることです。
他の格安SIMに比べて、かなり安い料金で契約することができるんですよね。
プランはタイプD(DoCoMo回線)とタイプA(au回線)があり、SMS機能付きSIMだけ少し値段が違います。わずかにauが安いですね。
どちらのプランにしろ大手キャリアから乗り換えれば数千円は安くなるので、IIJmioを契約すればかなりの節約になることは間違いないです。

2. 「みおふぉんダイアル」で通話料が半額になる

画像出典:みおふぉんダイアル
IIJmio(みおふぉん)では通常なら国内通話料金が20円/30秒かかるところ、「みおふぉんダイアル」を使って通話すれば10円/30秒と半額になります。
かけ放題のプランに加入しなくても、この「みおふぉんダイアル」を使えば通話料を大きく節約できるので助かりますね。
アプリをインストールしておき、使用時はアプリを起動して電話番号を押すだけなので使い方も簡単です。
3. お得な通話かけ放題オプションがある

画像出典:IIJmio通話定額オプション
1回の通話が長い方向け | 1回の通話が短い方向け | |
月額料金 | 830円 | 600円 |
家族間通話 | 30分以内の通話料無料 | 10分以内の通話料無料 |
家族以外との通話 | 10分以内の通話料無料 | 3分以内の通話料無料 |
IIJmioには、2種類の通話定額オプションがあります。
3分以内または10分以内の通話かけ放題のどちらかを選べるようになっていますね。
この通話かけ放題は、家族と通話する場合には10分以内または30分以内の無料通話となります。
同一契約者名義(同一mioID)間の国内通話料が対象となりますが、家族間通話が無料になる格安SIMはなかなかないのでこれはうれしいですね。
4. 家族間の通話が割引される

画像出典:音声通話機能付きSIM みおふぉん
同一契約者名義(同一mioID)なら、かけ放題以外でも家族間通話がお得になります。
家族同士では「ファミリー通話割引」が適用され、さらに「みおふぉんダイアル」を使えば最大60%の割引になるんですよ。
わざわざ通話かけ放題に入らなくても、家族間通話がここまで安くなるのはうれしいですよね。
他の格安SIMでは家族間通話が割引や無料になるサービスはほとんどないので、これはIIJmioの大きな強みになります。
5. 高速・低速のオン・オフができる

画像出典:IIJmioクーポン
IIJmioでは、データ容量のことを「クーポン」と呼んでいます。
そのクーポンの通信速度は、専用アプリの「クーポンスイッチ」で簡単に切り替えることができるんですよ。
高速通信から低速通信に切り替えると速度は遅くなりますが、データ容量を消費しないのでクーポンを節約できるようになります。
低速通信時には最大200kbpsになりますが、Web閲覧や音楽ストリーミング、TwitterやLINEの利用などは普通に使えますよ。
6. もちろんiPhoneでも使える

IIJmioを試してみたいけど、iPhoneが使えなかったら嫌だという人もいますよね。
でももちろん、IIJmioでもiPhoneは使えます!
現在のIIJmioの対象機種は以下の通りですね。
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone X
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone SE
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone 5s
- iPhone 5c
- iPhone 5
- iPhone 4s
こちらにIIJmioは対応しているので、iPhoneを使いたい人も安心してくださいね。
7. 余ったデータ容量の繰り越しができる

画像出典:IIJmioの使い切れなかったクーポン
IIJmioでは、余ったデータ容量(クーポン)は翌月に自動繰り越しされます。
しかも、その繰り越ししたデータ容量から優先して消費してくれるので助かりますね。
また、チャージした追加クーポンは3ヵ月後の末日が利用期限となっていて、利用期限まで繰り越し利用することができます。
8. 「ファミリーシェアプラン」でデータシェアできる

画像出典:IIJmioファミリーシェアプラン
IIJmioには、「ファミリーシェアプラン」という家族でデータシェアできるプランがあります。
データ量を最大5人でデータシェアすることができるので、個別で契約するよりスマホ料金を安くすることができるんですよね。
無料アプリ「みおぽん」を使えば、データ容量の残量や家族の使用量も一目でわかるようになっているので便利です。
9. 「エコプラン」で余ったデータ容量に応じて割引してくれる

画像出典:IIJmioエコプラン
音声通話機能付きSIM | SMS機能付きSIM | |
エコプランミニマム(3GB) | 1,600円 | 900円 |
エコプランスタンダード(7GB) | 2,400円 | 1,700円 |
IIJmioには、通信量が余ったら月額料金を割引してくれる「エコプラン」があります。
3GBのエコプランミニマムと7GBのエコプランスタンダードがあり、音声通話機能付きSIMかSMS機能付きSIMかのどちらかを選べますね。
0.5GB単位で100円割引になるので、例えば3GB契約のところ1GBしか使わなかった場合、400円の割引になります。
音声通話SIMだったら1600円のところが1,200円の請求額になるというわけですね。
こちらは通常プランと違ってデータ容量の繰り越しがなく、データの追加購入もできませんが、上手く活用することで通常プランより節約することができます。
10. 低速通信時にも「バースト転送機能」で快適に使える

IIJmioには「バースト転送機能」があるのもメリットの一つです。
バースト転送というのは、速度制限がかかった時などの低速通信時に、最初の読み込みだけ数秒間高速通信ができる機能のこと。
このバースト転送機能があれば、SNSやデータ量の小さいWebページなら短時間で読み込みができるので、速度が遅いとイライラすることが少ないんですよね。
低速通信の際もIIJmioなら体感的にはそこまで遅く感じないでしょう。
11. 直近3日間の通信制限がない

IIJmioには、3日間の通信制限がありません。
直近3日間で6GB以上使うと通信制限がかかる格安SIMもあるので、IIJmioにそれがないのはありがたいですね。
ただし、au回線(タイプA)は直近3日間で6GB以上使うと速度制限がかかるので、DoCoMo回線(タイプD)のみ制限がないことになります。
また、3日間の通信制限がないのは高速通信のみとなっていて、低速通信の場合は3日間の通信制限があるので気をつけてくださいね。
12. SMS(タイプA)やテザリングや通話転送サービスのオプションが無料

IIJmioには、SMSやテザリング、通話転送サービスなどの無料オプションがあります。
SMSに関しては、タイプAは無料なのですが、タイプDはSMS機能付帯料が154円(税込)かかるので注意してください。
タイプAでももちろんSMS送信料はかかります。
また、通話転送サービスの転送先までの通信料もかかるのですが、月額の基本料金が無料なのはうれしいですよね。
このような魅力的な無料オプションがあるのもIIJmioのメリットの一つです。
サービスが充実していて料金の安いIIJmioは、スマホ料金の節約に最適な格安SIMですね。
IIJmio(みおふぉん)のデメリットや注意点
IIJmio(みおふぉん)にはメリットだけでなく、デメリットや注意点もあります。
ダメな部分もしっかり確認して、自分が納得してからIIJmioを契約するようにしましょう。
1. 通信速度がそこまで速くない
IIJmioの通信速度は、そこまで速いというわけではありません。
格安SIMはキャリア回線の一部を借りているので、どうしても通信速度が遅くなってしまうんですよね。
快適に使えている人ももちろんいますが、「遅い」と感じる人もいるのは確かです。
特に、昼や夕方など混雑する時間帯には回線速度がさらに遅くなりますね。
速度が遅くなるのが嫌な人は大手キャリアを継続するか、格安SIMの中でも速いと人気のUQ mobileかY!mobileを契約しましょう。
多少通信速度が遅くても大丈夫という人なら、IIJmioでも十分使えますよ。
2. 料金は安いが格安SIMの中で最安値ではない
先程「料金が安い」とお伝えしましたが、IIJmioは格安SIMの中でも一番の最安値ではありません。
すごく安い料金であることには変わりませんが、料金の安さだけでいったらmineoのAプランの方が安いですね。
ただし「ファミリーシェアプラン」を使って家族でデータシェアすれば、一人分の月額料金を他の格安SIMより安くすることもできます。
IIJmioでさらに料金を安くしたいなら、家族で契約してデータを分け合うことを検討してみましょう。
3. 完全かけ放題プランがない
IIJmioには、完全かけ放題の通話オプションはありません。
3分や10分の有料かけ放題オプションはあるのですが、どれだけ話してもOKという時間無制限のかけ放題はないんですよね。
完全かけ放題の通話サービスがほしい人は、完全かけ放題プラン「スーパーだれとでも定額」があるY!mobileなどを選んだ方がいいでしょう。
4. au回線だと3日間6GB以上使うと通信制限がかかる
IIJmioのタイプA(au回線)は、直近3日間で6GB以上使うと通信制限がかかるようになっています。
動画を長時間見続けるとかでない限り、なかなか3日間で6GB以上使ってしまうということはありませんが、タイプAを契約したら一応気をつけた方が良いですね。
通信制限がかかるのが嫌な人は、3日間の通信制限がないDoCoMo回線を選びましょう。
5. 低速通信時に3日間の通信量が366MB以上だと速度制限がかかる
「IIJmioは通信速度の制限がない」というのは高速通信の場合であって、実は低速通信時には速度制限があります。
低速通信時に3日間の通信量が366MB以上になると通信制限がかかってしまうんですよ。
速度制限がかかってしまったら、200kbpsから100kbpsにさらに制限されます。
100kbpsだとLINEもTwitterもできず、スマホがほとんど使い物にならないので、この状態になるのは避けたいところですね。
366MBは動画を90分くらい見たら消費されるデータ容量なので、動画をたくさん見る人だったら3日間の通信制限になりやすいかもしれません。
低速通信に切り替えることもできるIIJmioですが、データ消費量ゼロだからといって使い放題していると、使い物にならないレベルの通信制限がかかってしまうので要注意です。
6. 支払いはクレジットカードのみ
IIJmioの支払い方法はクレジットカードのみとなっています。
口座振替やデビットカード支払いに対応していないので、ちょっと残念ですね。
クレジットカードを持っている人は、クレカ支払いにした方がポイントもついてお得になるので、そこまで問題はないでしょう。
どうしても口座振替やデビットカードで支払いたい人は、楽天モバイルのようなクレジットカード以外の支払いができる格安SIMを契約するようにしてください。
7. キャリア決済が使えない
IIJmioでは、ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いのようなキャリア決済が使えません。
スマホ料金と一緒に引き落としできるキャリア決済はあると助かるので、それがないのはデメリットですね。
キャリア決済が可能な格安SIMはY!mobileとUQ mobileなので、キャリア決済をどうしても使いたい人はこのどちらかを選ぶようにしましょう。
8. キャリアメールが使えない
IIJmioでは、@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールが使えなくなります。
使用頻度が減ったキャリアメールではありますが、サービス登録時などには必要だったりするので、ないのはちょっと残念ですね。
どうしてもキャリアメールを使いたい人は、キャリアメールのあるY!mobile(無料)かUQ mobile(月額200円)で契約してください。
9. 実店舗が少ない
IIJmioは実店舗が少ないので、店頭でのサポートはあまり期待できません。
家電量販店の中にはIIJmioの店舗がありますが、契約手続きがメインなので、契約後のサポートは受けられないんですよね。
何かあった時に店員さんに頼りたい!という人は、IIJmioだと不安かもしれません。
ただ、ネットで検索して自力でトラブルを解決できる人なら、店頭サポートがなくても大丈夫でしょう。
また、IIJサポートセンターの電話サポートやチャットサポートもあるので、トラブルが起きたらそちらを頼ることもできますよ。
10. サポートセンターの評判が微妙
その頼みの綱であるサポートセンターですが、対応があまり良くないという口コミも見かけます。
電話もなかなか繋がらないという声が多く、電話口で待たされる可能性もありますね。
自力で解決できる力がない人は、トラブルが起きた時に不安な思いをするかもしれません。
ただ、中には「しっかりサポートしてくれた」と口コミしている人もいるので、担当者によって違うのかもしれませんね。
誠意のある対応をサポートセンターがしてくれることを願うしかないです。
11. LINEのID検索が使えない
IIJmioは年齢認証ができないので、LINEのID検索が使えません。
LINEはもちろん使えますが、ID検索ができないんですよね。
ただ、他の格安SIMでもほとんど年齢認証できないので、これはしょうがないかなという感じです。
QRコード検索やふるふるなら使えるので、友達追加をしたい時はこちらを活用してください。
12. 音声通話SIMは契約期間と解約金がある
IIJmioは、音声通話SIMを使う場合は契約期間と解約金が必要になります。
2019年10月1日以降に申し込んだ人は、1年以内の解約なら1,000円かかるんですよね。
ただし、データ通信専用SIMとSMS機能付きSIMの契約期間や解約金はありません。
最近では契約期間や解約金がかからない格安SIMも増えてきたのに、IIJmioは解約金がかかるのはネックですね。
1,000円だけですが、それでも解約金を支払いたくないという人には、解約金が撤廃された別の格安SIMをおすすめします。
【まとめ】IIJmio(みおふぉん)は家族みんなで乗り換えるとお得!

IIJmioは料金が安く、サービスも充実している魅力的な格安SIMです。
基本料金は格安SIMの中で最安値ではないものの、家族でデータシェアすれば他の格安SIMより安い料金にすることもできるのが強みですね。
最後に、IIJmioのメリットをもう一度ご紹介します。
IIJmioは元々料金が安いのに、家族でデータ容量をシェアすればさらに安くすることもできるのがメリットですね。
特に、家族間通話をかけ放題にできる格安SIMはIIJmioしかないので、家族同士で通話をたくさんする人はIIJmioがベストです。
賢く使えば他の格安SIMよりスマホ料金を節約することもできるので、気になる人はぜひ一度IIJmioの公式サイトをチェックしてみてくださいね。



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